中庭のあるお家

毎日暑い日が続いていますね。
外に出るのも億劫ですが、中庭に草木があると、
涼しい家の中から気軽に緑を摂取できていいですよね。
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そこで今回は、中庭のある家を建てる際の
メリット・デメリットについてのお話です。


中庭とは


中庭は、壁や建物などに囲まれたオープンスペースの庭で、
ロの字型やコの字型、L字型があります。
平屋や二階建て、三階建てなど、住宅の形状を問わずに作ることができ、
外からの視線が気にならないプライベートな空間を確保することができます。
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同じ様なものに、コートハウスや、パティオがあり、
それぞれの国の言葉で「中庭」を指します。
コートは、ラテン語の「コホルス」が語源で、
「固い地」を意味します。
パティオは、スペイン語で「中庭・裏庭」を指す言葉です。
井戸や噴水が設置され、美しい花々が囲う
オープンな庭が典型的なスペイン式のパティオになります。
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中庭のメリット


★室内に光や風が入る
一般的な間取りは、大きな窓が南側に集中して、
北側が暗くなりがちですが、
中庭があれば、窓やガラス戸のある部屋を増やせるので、
北側の部屋でも、光や風を室内に取り入れやすくなり、
明るさや開放感が得られます。
また、風通しが良くなるため、湿気がこもらないのも利点です。

★プライバシーを確保しやすい
前述にも記載した通り、
中庭にはカタカナのコの字型、ロの字型、
アルファベットのL字型に分類されます。

ロの字型は、4面すべて壁に囲まれていて、
完全なプライベート空間になるのがメリットです。
家の中心に配置されるため、外からの視線が全く気にならず
自由に過ごせるスペースになります。

コの字型は、3面が家の外壁、1面が外に接ししているタイプです。
完全なプライベート空間にはならないですが、
開放感があり、外からも出入りできるため、
ガーデニングを楽しむのに適した間取りです。

L字型は、外壁2面に囲まれているタイプ。
外から中庭が見えやすいので、
外からの視線を遮断したい場合は避けた方がよいでしょう。

★防犯性が高まる
ロの字型の中庭を作る場合、中庭に面する窓を開けっぱなしに
できるのがメリットです。
洗濯物を干す際も、外から見られる心配がないため安心です。
また、道路に面している庭と比べた場合、
中庭の防犯性は高くなります。

他にも
★家の中と外の距離感が近い
★おしゃれで開放的な家になる
★こどもとペットが安全に遊べる

 (ウッドデッキを設置して、段差を減らす)
など様々なメリットがあります。

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デメリットもある


いいことづくめの中庭ですが、
デメリットも多少なりともあります。

★建築費用・メンテナンス費用が高くなる
中庭を作るためには、中庭を作れるだけの広さの土地が必要になります。
また、凹凸のない単純な家に比べ、ロの字型やコの字型の家は
壁の表面積が広くなり、窓が増えるため、
外壁代やサッシ代がかさみます。
建築コストでいうと、高い順から
ロの字型>コの字型>L字型となります。

また10~15年程度に1度の終期で必要になるのが
外壁のメンテナンスです。
中庭のある家は、外壁面積が多いぶん、メンテナンス費用が高くなります。
さらに中庭にウッドデッキを設置した場合、
耐用年数は10~20年程度ですが、
紫外線や雨風にさらされることで、経年劣化は進みます。
長く使い続けられるように定期的なメンテナンスが必要になります。

他にも、中庭に植栽をした場合、落ち葉の掃除や雑草対策も重要です。

★居住スペースが削られる
前述の通り、中庭が作れるだけの広い土地が入手できなかった場合、
中庭を設置する分の居住スペースを削らなければなりません。
それでも中庭を作りたい場合は、
居住スペースを優先して考えると良いでしょう。

★冷暖房効率が悪い
中庭を作ることで、窓が多くなると、
外気温の影響を受けやすくなります。
夏は暑く、冬は寒くなるだけではなく、冷暖房が効きにくく
光熱費が高くなる傾向があります。
その場合、家を建てる際に、断熱性・気密性の高い家にしておけば、
初期費用が高くなりますが、
夏は涼しく、冬は暖かく快適に過ごせるので、
光熱費の心配も減ることでしょう。

★動線が長くなる
ロの字型のように、家の中心に中庭があると、
室内の動線が長くなります。
中庭を挟んで、反対側の部屋へ移動する際、
ぐるっと遠回りしなければならず、室内の移動が不便に感じてしまいます。
そのため、設計の段階で動線を考えた間取りにすることが大切です。
中庭を通り抜けていけるような設計にすれば、
ぐるっと回ることなく、利便性の良い動線になります。

★水はけが悪くなる
ロの字型は、屋根からの雨水を含め、水が溜まりやすい形状なので
水が外に流れなくなってしまいます。
湿気がこもる原因にもなるので、
排水設備を考えて中庭を作ることだ重要です。
ただし、排水設備には落ち葉やゴミが溜まりやすいので
定期的な掃除が必要です。

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いかがでしたでしょうか。
中庭のある家にはデメリットもありますが、
利便性や安全性も高く、
設計段階から配慮することで、解消できることも多い印象です。

中庭のメリットを生かした住宅
ご検討してみてはいかがでしょうか?(^^)

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